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板橋区立上板橋第二中学校より生徒さん3名が職場訪問学習に訪れました

令和5年7月25日(火)から27日(木)までの3日間、
板橋区立上板橋第二中学校より、生徒さん3名が職場訪問学習に訪れました。
一昨年と去年は、コロナ禍で職場訪問学習の縮小や中止がありましたが、今年は予定通り3日間行うことが叶いました。


1日目

訪問学習は高津興業株式会社本社にて、社員さながら作業着に着替える事から始まりました。

会社説明・業務内容

まず始めに、社長よりこれから3日間職場体験学習を行うにあたって、どんな仕事をしている会社かお話しがありました。
高津興業は上板橋第二中学校周辺でも日常的に仕事を行っているため、身近な地域や話題も多くある様子でした。
また道路、公園を中心とする土木工事の他に、車両の運送事業や災害時の応急対応も行っているとの説明がありました。

45年前の豪雨災害時に会社周辺で土砂の撤去を行った当時の写真をご紹介し、業務と災害が密接に関わっている説明を行いました。


ビジネスマナー講座

事務職員より、社会人としての一般マナーを身に着けるためのお話しがありました。
基本的な挨拶から工事現場等外出時の立ち居ふるまい方、話し方など実体験を元に覚えておくと役立つポイントも交えながら、じっくり行いました。この機会に生徒さんたちには、研修生という肩書で3日間限定の名刺をご用意しました!

名刺交換体験タイムには、社長にご協力いただきました。


非常食の調理と実食体験

職場訪問学習1日目の昼食は、長期保存ができ備蓄が可能な様々な災害用非常食を用意させていただきました。
ガス・水道・電気といったライフラインがもし使えなくなった場合何をどうしたら調理し食べることができるか、
引いたクジに書かれたライフラインしか使えないという制限付きで、三者三様のメニューを選んでいただきました。

限られた条件の中でも美味しいものをバランスよく選ばれて、こだわりと工夫が見られました!


午後は会社周辺を歩き、45年前の豪雨災害時の状況を写した写真と、現在との変化を確認に行きました。
当日はとても暑かったためこまめな水分補給と安全に気を配りながら、今と昔の変化にも触れます。

  • (実際に撮影いただいた現在の道路の写真)
  • (45年前の写真)

測量体験

仕事で用いている測量機器に触れていただきました。
記念すべき初計測は、会社内の高低差を測っていただきました。
室内といえど、レンズを覗いたりメモリを合わせたり、なかなかない機会だったのではないでしょうか。



2日目

この日は朝から作業車に乗り込みで、工事が行われている現場に行きました。
とても暑かったため、水分もたくさん積んで出発です!

現場見学 1

土のうステーションを視察しました。
これらは水害の際に、誰もが無料で使用することができる土のうが置かれている場所です。
3日目には実際に土のう作りを体験していただく予定のため、重さや作りについてもあわせて見ていただきました。


現場見学 2

工事が始まったばかりの成増駅前。
人の往来が多い場所での工事ということで、周囲にも気を付けて見学を行いました。
この日の作業はタイルの調査。厚さの計測が目の前で行われています。

物を壊したり作ったりすると周囲が汚れがち。
必要以外のものに影響なく汚さないように作業を行う旨の説明が現場監督さんよりありました。

常温で施工できる簡易的なアスファルトの常温合材を、作業員さんが慣れた手つきで敷き詰めてあっという間に完成です!


現場見学 3

現場見学ラストは、私道の工事現場に伺いました。この道数十年のベテラン作業員さんもいらっしゃいました。
作業中タイミングが良く、普段は見ることの出来ない道路わきの桝の中も見ることができました。
雨水を流れやすくするコンクリート部品のL型側溝は、重さ70kgにもなると説明があり驚きです。

コンクリートの狭い間にモルタルを詰めていく作業はとても細かいため、作業員さんのすぐ近くでご覧いただきました。
1つ1つ手作業で道路が仕上がっていきます。
細い道の中での工事でしたが、ここでも現場はキレイで、重機やダンプもコンパクトにまとめられ、工夫がたくさん見られた現場でした。



3日目

AED使い方講座

最終日となるこの日は、もしものときの人命救助に必要なAED講座を行いました!
危険が伴うことがある工事現場はもちろん、生活の中でいつ救命活動が必要になるか分からないため
この機会に生徒さんたちだけでなく、社員も一緒に学ばせていただきました。


  • 使い方動画で実際のAED起動時の音声や手順も確認します。

  • 高津興業株式会社にもAEDが設置されています。

土のう作り・土のう積み体験

前日に視察した土のうステーションに置かれている土のう作りを行いました。
ダンプに積まれた砂を土のう用袋に入れていきます。スコップで砂をすくうだけでもなかなかの重労働・・・
会社職員もお手伝いして全部の砂を土のう袋に入れる頃にはいい汗をかいていました!

土のう袋の縛り方ひとつを取っても、砂が漏れ出ないための工夫がありました。
現場監督さんの慣れた手つきはさすがです!
1人10個作る目標が・・・気付けば54個も作っていました。

浸水を防ぐために実用的な土のうの積み方も丁寧にレクチャー。
しっかり積み上げて水圧に負けない丈夫な土のうが積みあがりました!万が一の災害時にもお役に立てれば幸いです。

総重量200kg近くが隙間なく積まれました。押しても簡単に倒れません!


重機見学・体験

工事現場で使用している機械や重機に触れていただきました。
ひとつひとつは、工事重機としては小さいものの、大きな音と振動があります。

強い力でレバーを引いて電源が付く発電機。
実演と体験も交えて使用しました。

会社駐車場に穴を掘り、土と砕石を埋め戻す工事を体験いただきました。
大きな音で地面を突き叩くランマー。

砕石を隙間なく締め固めていきます。砂埃がたたないよう水をかける作業を手伝っていただきました。
重機と距離があっても安全のため目を離さないようになど、事前に現場監督さんから気を付けるポイントの指導があります。

プレートコンパクターという重機で、字面を平坦に仕上げます。
電源が付いているだけで前進していくため、力を使って引く必要があるとのことでした。コツがいる重機のようです。
現場監督さんからは、プレートコンパクターを使わず、ランマーだけで平坦にできてしまう凄腕の作業員さんもいらっしゃるとか!
普段触れることがない重機を前に、良い緊張感の中での重機体験となりました。


連日暑い中での職場訪問学習となりましたが、笑顔でやりきってくださいました!
この3日間社内でも様々な準備や経験があり、生徒さんからいただいた和やかで元気な空気は新鮮で、貴重な時間になりました。

土木業に関心を持って職場訪問学習に訪れた生徒さんをはじめ、地域の子どもたちの
自己の進路選択の一助となれるよう高津興業株式会社では地域貢献、社会貢献活動を行っていきたいと思います。

<更新日:2023.08.18>

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